研磨から旋盤、フライス盤、
めざすのは機械加工の
スペシャリスト。
人が変われば加工法も変わる世界。
機械システム工学を学んでいたことから設計の仕事を中心に就職先を探していました。そこで出会ったのが明和工業で、まず工場がきれいなことにびっくりし、次に担当者の方の熱意に惹かれ、入社を決めました。入社後の研修で組立と電気、機械加工を経験させてもらい、配属は設計ではなく、研修の中で一番気に入った機械加工への配属に決めました。機械グループは一人が一台担当することが原則で、まず研磨の担当になりました。そこに4年いて、次に旋盤で3年、その後にフライス盤の担当になりました。研磨は一次元加工、旋盤は二次元加工であり、フライス盤では三次元加工の発想が必要になるので、着実に経験を積み、ステップアップしている印象です。図面通りに加工していくのが原則ですが、どの部分から、どんな順番で加工していくか指定されてはいないので、そのやり方は個人に任されます。出来上がったモノが同じであっても、担当する人が違えば加工法も違ってくる。そんな世界なんです。
技能検定の取得でスペシャリストへ。
現在は三次元加工であるマシニングセンター担当ですが、さらにこの先には5面の加工が可能な五面加工機が待っています。マシニングセンターに習熟したら五面加工機担当となって機械加工をきわめたいと思っています。五面加工機になると、加工工程はより複雑になり、精度の要求も高まります。要求される仕様をクリアした上で納期通りに仕上げていくことが求められてきます。技術力を上げるため、技能検定への挑戦も始めました。まず旋盤の2級を取得し、いま目指しているのはフライス盤の技能検定。その先にはマシニングセンター関係の検定も視野に入れていますが、明和工業でありがたいのは技能検定の取得を会社が応援してくれることです。練習用にマシンを使うことはもちろん、希望すれば講習も受けられるようになっていて、そうした支援に応えるためにも技能資格を取得し、機械加工のスペシャリストになりたいと思っています。
Graduate